夢野久作さんの命日、3/11(日)に“夢久散歩”に出かけてきました!
今回の“夢久散歩”では、夢野久作の所縁の地を巡り、
気になる物や心にひっかかった物の写真を撮りながら歩きました。
そしてそれを元に、な、な、なんと!童話を書いてしまいました!!
大いに盛り上がった“夢久散歩”を2回に渡りレポートしていきます。
【夢久散歩レポート 前編】
<2014年3月11日(日)>
まずは、“劇コワ!夢野久作全集”の会場でもある冷泉荘に集合して、自己紹介タイム。
学生時代に図書室で「ドグラ・マグラ」に出会うも、読破できなかったというエピソードには、「私もです~」という声が挙がったりしていました。
今回の散歩では、『夢野久作のメガネで“もの言わぬ物”の声を感じながら歩いてみよう!』ということで、“もの言わぬ物”たちがよく登場する夢野久作が書いた童話「ペンとインキ」「電信柱と黒雲」「鷹とひらめ」を朗読。
ここで、案内人の五味さんから、
「夢野久作の童話には、物が主人公のすごく短い作品がいくつもあります。
今日は、街を歩く中で、気になる物、心にひっかかったものを元に、童話を書いてみちゃいたいと思います。」
と発表があり、ドキドキワクワクしながら、さっそく散歩へ出発。
[夢久散歩のしおり]
<玉屋跡地(gate's)>
↓
<ブラジレイロ跡地(中州西大橋)>
↓
<博多石焼き 大阪屋>
福岡一ハイカラな男と言われてた夢野久作。
外出の合間にデパートやカフェに立ち寄っていたそうです。
玉屋跡地・ブラジレイロ跡地では、
それぞれの建物があった当時の写真も見ながら歩きます。
大阪屋の前では、
久作の好物、すき焼きを再現した大阪屋の「久作鍋」のイラストを眺めつつ、
「おいしそー!」
[ブラジレイロ跡地である中州西大橋のたもと]
<吉塚うなぎ屋>
↓
<飢人地蔵>
↓
<櫛田神社>
続いて、「ドグラ・マグラ」「押絵の奇蹟」に出てくる場所を巡ります。
「ドグラ・マグラ」の作中、正木博士と若林博士の会話の中に「吉塚のうなぎ」が出てきます。
ここでもみんなで「おいしそー!」
享保17年(1732)の大飢饉で無くなった沢山の人々を弔っている飢人地蔵。
「押絵の奇蹟」の作中で、主人公の生まれた家があるのは、この飢人地蔵の隣となっています。
皆でお参りをして、次の地へ向かいました。
[飢人地蔵]
同じく「押絵の奇蹟」の作中で、押絵が奉納されたが櫛田神社です。
櫛田神社では、ひいたおみくじが<11番>、そしてこの日は<11日>!
「わぁ、偶然??恐っ!」なんて一コマも。
みなさん、気になったものをパシャパシャと撮りながら、歩いて行きました。
そして、一行はいよいよ夢野久作が眠るお墓へ!
ですが、今回のレポートはここまで。
後編を、乞うご期待ください!
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